少女

本作をそろそろ秋も終わりが近づいた11月の月の大きく見えた夜に観てきました。

 

「少女」・・・なかなか意味深なタイトルです。それぞれがこころの傷を抱えて慄きながら、日常のなかにひそむ死という不思議で魅力的ななにものかに惹かれて、危険に日常を踊り続ける少女たちが美しいスクリーンのなかで表現されています。

 

無垢で残忍で実利的な所業にまみれながらも、神秘的なまでに深くて透明なこころの闇、そしてまだ見ぬ朝の光を待つような神々しい薄暮の空のきらめき・・・そんなインスピレーションがわくような映画でした。

 

わたしが少女と同じ年頃のころ、同世代のはずの彼女たちははるかに大人であり、何を感じて何を考えているかまったく想像もつかない、永久に追いつけそうにない神秘的な存在でありましたが、久々そんなことを思い出させられました。

 

映画を見終わり、何十年かぶりに地球に大きく近づいた月光を見上げながら、わたしが17歳のころにいつも見ていた透明感のある、あのいつも涼しい表情をした少女はいまいったいどこでどういう大人の女性になっているんだろう?なんて思いながら、秋の夜長の帰路に着いた夜でした。

 

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コメント: 4
  • #1

    Kisha Schwein (金曜日, 03 2月 2017 05:08)


    Awesome post.

  • #2

    Lorna Rowlett (金曜日, 03 2月 2017 10:12)


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  • #3

    Ji Pasko (火曜日, 07 2月 2017 11:14)


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  • #4

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