パイレーツ・オブ・カリビアン Ⅴ

本作を夏真っ盛りの暑く寝苦しい深夜にT-JOY東広島にて鑑賞してきました。

 

気付けば大人気シリーズであった本シリーズもはや5作目です。最初の2作目までは文句なしの名作に数えられる本シリーズですが、ここ最近はやや停滞傾向にある感じがするだけに巻き返しを図りたいところです。

 

さてさて結果ですが、やや態勢を立て直したといったところでしょうか?作品的には本作だけ観ても十分に楽しめる構成になっており、自由奔放で鼻歌まじりに楽しく切ない海賊という人生を歩むジャックさえスクリーンで生きていれば、もう本作は永遠に続けていけるという確信を持たせてくれる出来栄えでした。要はジョニー・デップが嫌いでなければ観ておいて損はないという作品です。

 

本作のひそかな醍醐味は実は映像ではないでしょうか?海の上での船同士の夜の戦闘シーン、海に潜っての海賊同士の暗闇のなかでの戦闘シーンは実は今までなら難しかったのはないかと思われるのですが、本作では迫力十分で間近でそれが行われているかのようです。

映像技術の最新の進歩を堪能することができ、この映像のシャワーを浴びると理屈抜きに五感が喜ぶような気がするので、本作は最新の4Dシアターでの鑑賞にもっとも適しているのかもしれませんね。