桜も散った春の日にちょうど上映時間と来場時間が一致したことを機に本作をT-Joy東広島にて体験してきました。 最近多い音楽ドキュメントシリーズのひとつと認識して映画館に入りました。
イギリスの誇るポップアーティストであるロビー・ウィリアムズのライフ&サクセスストーリーなのですが、わたしはなんとアメリカ出身のミュージカル俳優ロビンウィリアムズ(あの「パッチアダムス」主演の名優です)のドキュメントかと思い、映画を観始めました。
本作はあえてロビーのイケメン要素を排除して音楽&芸術活動に焦点を絞りたかったのか、ロビーの姿はなんと猿なのですが、ロビンウィリアムズにも喜劇作家の側面があり、なるほど~そう来たか~という感じで映画の世界に入っていました。
しかしストーリーが進行するにつけ、ロビーのアイドルグループ時代からの素晴らしい音楽やダンス、詩世界が表現されるにつけて、さすがにこれは違うな~ということに気づくとともに、こんなに雄大な音楽世界、舞踏、詩の世界を今まで堪能してこなかったことを残念に思えるぐらい素晴らしいライブ世界がそこに展開されていました。
イギリスのロックというと、オアシスやブラーといったブリットポップは世代的に合致しており楽しんできましたが、実は下の世代においてこうしたアイドルグループ出身ながら、偉大な才能が出現してきていることを知らされました。
映画を観終わった後には素晴らしいライブコンサートを観終えた感覚をもって帰宅の途に就きました。 こんな体験ができるから映画修行は楽しいわけです。