本作を冬が終わりを告げつつある3月の休日にT-Joy東広島にて鑑賞してきました。
本作は前編がネットフリックスで放送され、その完結編として後編が映画館で上映されるというハイブリッドな作品ということでしたが、前篇どころか、今までの作品をまったく観たことがない状況での鑑賞となりましたが、それはそれで楽しめました。
神奈川県警察学校の教官とその教え子たちに起こるさまざまな犯罪。 また生徒に警察官としての適性がないと気付いたら、その生徒のためにも社会のためにも退学を促していく一見冷たすぎる対応には、過去の悔やみきれない後悔が横たわります。 そうした犯罪の波に接しながら、生徒たちを成長させようと冷徹かつ緻密に動いていく風間教官。しかし奥には熱い想いがマグマにように動めいています。そして生徒は厳しすぎる教育を通して、成長を遂げ、警察官に巣立っていく・・。
書いてみれば一見よくありそうな物語なのですが、実際に映像と音楽でこれらを体感するとなぜか迫力満点で心地よいのです。 加えて風間教官を演ずる木村拓哉さんは素晴らしい好演で、過去に大きなトラウマを抱える、こころの陰、明晰さ、温かさ、抑制された感情などさまさまな面が同居するこの複雑な内面を持つ人物を演じ切っており、俳優生活のなかで一番カッコいい役ではないでしょうか? 素敵な佳作でした。
P.S. 実は神奈川県ではないのですが、某県警察学校卒業歴を持つクリニックスタッフがおり、彼女に「 警察学校の雰囲気って教場のようにあんなに怖くて厳しい感じなの? 」尋ねたところ、「 だいたいあんな感じです 」という答えをもらい、妙に納得しました。