本作を6月の梅雨が近づいてきた休日にT-Joy東広島にて鑑賞してきました。 全作は挿入音楽( とくに主題歌「 Suddenly I See 」は今でも車でときどき流します )とともに強く印象に残っていた作品です。
20年ぶりの続編とのことですが、前作は当時の世相や時代の空気感を見事に捉えていた作品であり、佳作なのですが、こころにしっかりとした楔を残していた作品でした。
ちょうど金曜ロードショーで前作の再放送をしてくれましたので、それを観てしっかり物語の背景を復習したうえでの鑑賞になりました。
20年もたち、ミランダやナイジェル、アン・ハサウェイ演じるアンドレアはどんな風に成長もしくは変化しているだろうという興味で映画館に向かいました。
前作のラストで、パリの噴水に仕事用の携帯を放り投げミランダに別れを告げたアンドレア。 20年を経て社会派記者となり、バリバリ仕事をしていた矢先。 ふたりは大人の事情で再会し、お互い表面上はともかく魂レベルで共感しあい、今回も人生の危機を切り抜けていきます。ミランダにしてもアンドレアにしても自分の流儀や信念を曲げることなく、長年進めてきたことがにじみ出ており、そんなふたりの魂のスパークが今回も素敵に表現されていました。
本作の一番の魅力はそうしたふたり(三人?)が加速しつづけるデジタル社会、少し行き止まりが見え隠れする資本主義社会のなかで、輝きつづけるとはどういうことなのか?・・という問題を提示してくれているような気がしました。
さすがにもう続編はないかもしれませんが、本作を観れば、10年後ぐらいに進化し複合していくポップなこの世界に揉まれながら、輝きを放ち続けるふたり(三人?)の活躍を観てみたい気分になること請け合いです。
個人的にふたりを補佐する三人目のナイスガイであるナイジェルが素敵であり、有能で野心もありながら、我に固執せず、混迷した状況のなかでクールにフラットに仕事をこなしていくその姿に隠れファンが多いのでは・・?と思いつつ劇場を後にしました。