オブリビオン

トム・クルーズ主演の最新作「オブリビオン」をT-joy東広島にて観てきました。予告編を見ただけでこれは見とかないとと思わせる、素晴らしい宣伝プロモーションの作品。トムも来日して「徹子の部屋」にも出演したり、やる気満々のようですし、わたしもさっそく馳せ参じました。

物語としては、かつて小学生のころ大のSF好き少年(ロバート・A・ハインラインやアーサー・C・クラーク、J・ヴェルヌなどなどのイマジネーションあふれる作品群はいまでも再読したいと思っています)だったわたしにとっては、内容的にやや独創性に乏しく微妙な感じでした。DNA複製人間ものはもう少しあっと驚くようなオチが欲しいと思うのは、やや贅沢な要求でしょうか? 例えば3年ほど前の傑作「わたしを離さないで」などは意外な展開もあり、鑑賞後にも儚さと余韻が残り、一週間(?)ほどいろいろ考えさせられました(笑)。

しかし、トムが妻(愛人?)と暮らす、雲の上のタワーからの景色は素晴らしく、実際にかなり標高の高いところからの映像を撮ったうえでのCGだそうです。そう思ってみると、確かになかなか雲を下に敷くタワーからの眺めはリアルで、すかっとするような壮大さもあり、眺望好きにはたまらない画でこの作品の一番の見どころかもしれません。なので、大画面で観るのがおすすめです。T-joyさんも契約の関係もあるのかもしれませんが、しっかり1番シアター(本シアターのなかでは一番の大画面)を使用しており、さすがわかってるな~と感心し、主演のトムの動きもかっこよく魅力的でした。劇中でトムが人類最良の遺伝子というのは少し苦笑しましたが、よくもわるくもトム・クルーズじるしの映画でした。それにしてもトムってLD(字が読めないという学習障害)としては、そんな障害をみじんも感じさせない、発達障害の理想の星だとの再認識した夜でした。

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コメント: 2
  • #1

    シネ丸 (水曜日, 12 6月 2013 19:08)

    SF版「トップガン」そんな映画でした。  トム・クルーズのギャラが高過ぎて脚本に手間ひまがかけられず、なんか不完全燃焼の展開・結末ではなかったでしょうか。
    映画には色々な楽しみ方があるのでトム・クルーズファンは必見ですが、高所恐怖症のシネ丸にはちょっとしんどい2時間でした。

  • #2

    fourseasons-clinic (土曜日, 15 6月 2013 14:44)

    トムって「トップ・ガン」の時代からおそらくもう20年以上トップを張り続けていますよね。これだけでもずいぶん偉大なーと思う反面、金太郎飴的な役柄が多くなってます。そろそろ脱皮の季節かもしれませんね。