スター・トレック ・イントゥ・ダークネス

最近、なにかと忙しくブログもややご無沙汰でした。クリニック開院以来、鑑賞した映画についてはコメントを綴っていくことを心に決め、頑張っている(おかげでクリニック・ブログにもかかわらず、すっかり映画ブログになっています)のですが、ときになかなか手につかないときがあり、今回はそんな時期でした。

さてそうは言いながらも、8月末に「スター・トレック ・イントゥダークネス」をT-JOY東広島にて観て来ました。夏はSF大作も結構あり、今回はその本命です。わたしが小学生のころ、「スターウォーズ」というその後のSF映画の歴史を変えた大作が大ヒットしましたが、当時ささやかなSF大好き少年であったわたしは、「奥様は魔女」や「サンダーバード」のように、細々と当時繰り返し再放送されていたこの「スター・トレック」をテレビで、よく見ていて、自然とその宇宙世界にはまっていたので、心情的に肩入れし、「スター・トレック」のお陰で「スター・ウォーズ」が生まれたんだ・・なんて妄言(実際には、映画レベルにおいては「スター・ウォーズ」のヒットに便乗して、テレビシリーズだけだった「スター・トレック」も初めて映画化されたわけで、やはり「スター・ウォーズ」は偉大なのです)を当時吐いていました。

さらに、「いつも冷静で、決断力のある、カーク・キャプテンは,若造のルーク・スカイウォーカーなんかよりよっぽど大人で、かっこいいんだ・・」なんていう無茶苦茶な理屈を友達と真剣に議論してたりしたことが面映ゆく懐かしいです。

さて本作ですが、そんなわたしの思い入れとはまったく関係なく、素晴らしい出来でした。わたしの記憶にあるカーク・キャプテンはどんなときも冷静で、大人なキャプテンだったはずなのですが、この若いカークはめちゃ熱い。はっきり言って、「スター・ウォーズ」のルークよりもだんぜん熱いです。もちろん、テレビシリーズから時間を遡った時代設定ですから、これもあり。前作同様はちゃめちゃなカーク・キャプテンは今回も痛快でした。

組織に属する従属的冷徹さを基盤に持ちながら、それだけにとどまらない熱い男・・・。いやぁ素晴らしいです。スポックの耳とその性格だけは以前のイメージどおりなのですが、そんな彼でさえカークに影響され一瞬スパークしたりして、熱い男の愛と友情をフューチャーした素晴らしい娯楽作品になっていました。

加えて、特筆すべきなのが、監督のJ・J・エイブラムスの映画的画力

この「21世紀のスピルバーグ」とも呼ばれるアメリカ期待の若手監督の手腕をとくと拝見するというのもこの映画修行の目的のひとつでしたが、いやはや十分堪能させてもらいました。宇宙空間での精巧なバトルも素晴らしいですが、地上シーンがまたいい。宇宙艦隊本部に向けて宇宙船が落ちてくるシーン、宿敵カーンとカークの空中バトル・・・。どのシーンもCGの技術もあるのでしょうが、ちょっとありえない角度から見せる画像などなど見どころが満載で、おそらくスピルバーグも若いころ、「激突」「ジョーズ」など初期の作品で名を馳せ始めたときも、当時の人は同じように感じたのかな~なんて想像しました。いずれにせよ、これぞ文句なく、劇場で楽しむ映画に出来上がっていました。

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コメント: 2
  • #1

    シネ丸 (水曜日, 11 9月 2013 11:03)

    私にとっても今年1番の本命「スター・トレック イントゥ・ダークネス」
    1982「カーンの逆襲」,1984「ミスター・スポックを探せ!」をDVDでおさらいし、またまたIMAX3Dで感動の体験をしてきました。    先生のおっしゃるとおり映像の見事さは「アバター」以来多くの3D映画がありましたが、間違いなく最高傑作といって間違いないでしょう。  暗い画面になりがちな3Dですが本作は別格、大気圏突入を免れたエンタープライズ号が雲の中から浮上してくる映像には鳥肌がたってしまいました。
    それと悪役を演じたベネディクト・カンバーバッチ、英国BBCドラマ「シャーロック」でご存じのかたもいらっしゃるでしょうが、今後大ブレークするのは必至ですね。   みなさんも特に復習せずに楽しめますし、IMAXでなくてもお近くの3Dで素晴らしい世界は体験できますので是非ご覧になってください。 

  • #2

    fourseasons-clinic (土曜日, 05 10月 2013 16:46)

    シネ丸さん、いつもコメントありがとうございます。わたしは2Dで観ましたが、それでも素晴らしい画でしたから、3Dはなおさらですよね。よく考えたら、ホームシアターが普及した現代においては、シアターならではの映像は3Dを代表とする特殊映像かもしれませんね。わたしも次のエイブラムス作品は3Dで鑑賞しようと思います。