マレフィセント

先日、T-joy東広島において、月曜日メンズデイで本作を鑑賞してきました。なにやら本国アメリカでは同じディズニーの「アナと雪の女王」を週単位の興行収入においてはその記録を塗り替えたとか。ふむふむそこまでの作品のなのか?という印象をもって当日は映画館に臨みました。封切まじかで本館のなかでは最も大型シアターの1シアターというのもうれしいです。「眠れる森の美女」を魔女の視点からみて改変した本作。悪役の視点からすると実は悪役にもしっかり言い分はあったというのは我が国の物語でも定番(小松左京の改変「蜘蛛の糸」などがよい例ですよね)ですが、さてさてどうなるか。

観終わって感じたのは、最近のディズニーの実写ファンタジーの系譜(「不思議の国のアリス」などです)にしっかり連なる作品でした。想像の世界に羽根を広げる素敵な王国がそこにはあり、ファンタジー好きにはたまらない世界を形成していました。ディズニーやファンタジー好きの方にはおすすめです。

この作品でひとつ印象に残ったのは眠れる美女を目覚めさせる真実の愛とは結局、男女の愛ではなく、●●の愛であったということ。「アナと雪の女王」(この作品では真実の愛は姉妹愛でしたよね)でも感じたことですが、最近のディズニー作品においては、愛の形にしても男女の典型的なそれではなくて、やや非定型な真実の愛であったりします。こういう点でもマニュアル的思考や定型的なしがらみが多い時代に、ディズニーは敢然と立ち向かっているような気がして、鑑賞後車のステアリングを握りながらなんだかにやりと笑みを浮かべている自分がいたりしました。

 

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コメント: 2
  • #1

    シネ丸 (木曜日, 31 7月 2014 10:12)

     この作品の真実の愛は●●であったとは!! そういう事だったのか。
    でも一緒に修行していた愚妻は「産みの親より育ての親」と思ったそうです。 まあ感じ方はそれぞれでも構いませんが,ほどよい時間で楽しめるファンタジーでした。 ただオーロラ姫があんまり可愛くなく、キネマ旬報に「山田花子そっくり」と書かれていたのを思い出しながら観てました。

  • #2

    fourseasons-clinic (金曜日, 15 8月 2014 10:24)

    最近のディズニー作品の愛はけっこうアバンギャルド。でも男女の愛だけが愛ではなし。こういう視点もありどころか、現代においては必要な視点でユニバーサルなのかもしれません。愛は対象を選ばない。
    配役の違和感まったく同感です。ミスキャストで最近あらためて感じたのが「そして父になる」。先日テレビ放映されていたのをぼーっと観ていたのですが、真木よう子と尾野真知子の配役は反対のほうがしっくりきます。真木よう子が売れない電気店の嫁というのは、その滲み出る聡明さや上品さが真木さんにはついてまわりすぎ、う~ん??その点で尾野さんは下町っぽさと野暮ったさ(失礼!)が電気屋の妻にはぴったりとはまります。逆に企業エリート役福山くんの妻には真木さんが、聡明さや上品さの点でぴたりとはまり、そちらの配役バージョンだともっとこの作品には冷徹なリアリティが出てそちらを一度ぜひ観てみたい?なんて・・・あくまでも個人的に感じたりしました。