マダム・イン・ニューヨーク

先日、広島に用事があり出向いた際に八丁座1において本作を観てきました。わたしの映画における尊敬する偉大な先達から超おススメ作品ときいていただけに待望の鑑賞となりました。インド映画って音楽あり踊りあり笑あり涙あり教訓ありで、これでもかというぐらい一本の映画に多種多様な要素を盛り込んでくれる総合芸術みたいな印象があり、いつも観る前からわくわくします。本作もその期待を裏切らない素晴らしい出来でした。踊りはやや抑えめだったものの、その分物語の内容が深く、示唆と教訓にとんだ出来になっていました。ちょっとしたロードムービー的センスと世界共通の家庭的問題がそこにはありました。最初インドのムンバイで始まった舞台がそのままニューヨークへと登場人物が大移動しており、インドテイストとニューヨークテイストの両方を味わえる趣向となっており、ニューヨークを舞台にしたインド映画っていうのもいいものです。男性への大きな教訓が彫り込んであり、この映画を観れば、全世界の夫たちが、妻をいかに大切にリスペクトしなければならないかということを学ぶだろうな~なんて思い、映画館をあとにしました。

本作の特筆点がもうひとつあります。それは主演マダムを演じるシュリデヴィの美しさとかわいさ。御年50才になる女性にしてここまでチャーミングな女性をスクリーン上で実現してくれているのはちょっとした奇跡をみるかのようでした。(少し大げさかな~)本国ではインド映画史ベスト5に選ばれる女優というのもうなずける美しさとかわいさでした。彼女の活躍を観るためだけにも本作を観る意義はあると思います。確かに偉大なる映画道の先達がいわれたとおり、数少ないおすすめの映画でした。

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コメント: 2
  • #1

    シネ丸 (火曜日, 30 9月 2014 13:49)

     シネ丸のおすすめ作品,先生も気に入っていただけて幸せです。
    ひとりで観に行った後,嫁さんにやさしくしようと3日ほどは努力したけど
    また元に戻ってキツイひと言を吐いてしまう……あぁダメよ ダメダメ!
    嫁も観たいって言ってるから,もう一回今度はふたりで映画館行こうかな。

  • #2

    fourseasons-clinic (木曜日, 18 12月 2014 19:00)

    夫婦の映画でしたが、ほんと身につまされるものがありましたよね。わたしもいろいろこの後考えさせられました。古今東西、映画というのはこうした共通認識を鑑賞したものが共有できていいですよね。人類にはいつまでも必要なコンテンツだとつくづく思ったりします。